新型CX-5とエクストレイルは、購入時によく比較されやすい車種として知られています。
それぞれのクルマには、一体どんな特徴の違いがあるのでしょうか。
今回は、新型CX-5とエクストレイルを徹底比較します。
価格帯や燃費のコスパ、サイズ、そして乗り心地でどっちが優れているのでしょうか。
【新型CX-5】vs【エクストレイル】価格帯と燃費でコスパがいいのは?
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/38925
まずは、それぞれの新車価格帯と燃費で比較します。
新型CX-5の新車価格帯と燃費は?
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新型CX-5では、大きく分けるとガソリン車とクリーンディーゼル車のグレードがあります。
全てのグレードの新車価格帯は、2,570,400円〜3,882,600円となっています。
ガソリン車の基本モデルが一番安く、クリーンディーゼル車の最上級モデルが一番高い価格設定となっています。
ガソリン車よりもクリーンディーゼル車の方が30万円ほど高い価格設定となっています。
しかし忘れてはいけないのが、クリーンディーゼル車が軽油で走ると言うことです。
レギュラーガソリンとの価格差は無視できません。
そして、燃費性能に関して見ていくと、新型CX-5のカタログ燃費は、ガソリン車で14.2km/l〜16.0km/l、クリーンディーゼル車で18.0km/l〜19.0km/lという結果です。
クリーンディーゼル車では、マツダの技術を結集した最先端のディーゼルエンジンが搭載されています。
高い走行性能と環境性は、ハイブリッド車と比較しても全く遜色ないと言えるでしょう。
CX-5同士を比較すると、初期投資を抑えたいのであればガソリン車、年間の走行距離が多く長い期間乗るのであれば、クリーンディーゼル車の方がコスパは高いのではないでしょうか。
エクストレイルの新車価格帯と燃費は?
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一方、エクストレイルは、ガソリン車とハイブリッド車に分類されます。
全グレードで、2,197,800円〜3,844,800円と言う新車価格帯になっています。
エクストレイルは多彩なグレード展開でも知られています。
そのため、グレードごとの価格差も新型CX-5と比較すると、かなり広く感じられます。
エクストレイルはガソリン車の基本モデルが最も安く、ハイブリッド車の最上級モデルが一番高いです。
そして、エクストレイルのカタログ燃費を見ると、ガソリン車で15.6km/L~16.4km/L、ハイブリッド車で20.0km/L~20.8km/Lとなっています。
特にハイブリッド車の燃費が素晴らしいです。
これらが出揃ったところで新型CX-5と比較すると、価格帯に関しては基本モデルこそ差があるものの、どちらもSUV車のユーザーが求めるボリュームゾーンの価格帯であることがわかりました。
そしてカタログ燃費を見ていくと、一見エクストレイルのハイブリッド車が一番よく感じますが、先述したようにクリーンディーゼル車は軽油です。
燃費差も少ないことからハイブリッド車よりもクリーンディーゼル車の方が燃費のコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
【新型CX-5】vs【エクストレイル】サイズが大きいのはどっち?
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続いてそれぞれのサイズの大きさをご紹介します。
新型CX-5のサイズは?
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新型CX-5の外観は、都会的な雰囲気を感じるデザインで、これまでのSUV車のイメージとかけ離れた、高級感を感じる質感となっています。
このデザインに一目惚れして、購入を即決したユーザーもいるほど、新型CX-5の外観は、初代モデルの販売以降SUV車のデザインに革命を起こしました。
アウトドアというイメージより街乗りが楽しめるイメージが強い新型CX-5ですが、しっかりSUVとしての機能も果たせるサイズ感です。
新型CX-5のボディサイズは、全長4545mmx全幅1840mmx全高1690mmとなっています。存在感のある大きさですが、しっかり視認性と操作性の高さも確保されています。
さらに安全支援システムも充実しているので、サイズがネックとなって運転しづらいということはなさそうです。
続いて室内のサイズを見ていくと、室内長1910mmx室内幅1530mmx室内高1280mmとなっています。
ボディの大きさと比較して見ると、非常に無駄のない室内設計がされていることに気づきます。このサイズ感であれば、同乗者が窮屈に感じることはなさそうです。
エクストレイルのサイズは?
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エクストレイルと言えば、丸みがあるデザインが特徴です。顔つきは非常に無骨な印象ですが、モデルチェンジを経て、以前のモデルよりややマイルドになって印象です。
以前はSUVらしい腰高で角ばったデザインでしたが、このデザインの変更はサイズ感にどのような影響を与えているのでしょうか。
エクストレイルのボディサイズは、全長4690mmx全幅1820mmx全高1740mmとなっています。
ボディサイズを比較して見ると、全幅は新型CX-5、全長と全高はエクストレイルが大きい結果となりました。
では室内はどうでしょうか。
エクストレイルの室内のサイズは、室内長2005~2555mmx室内幅1535mmx室内高1270mmとなっています。
エクストレイルは2列シートと3列シートのグレードがあるので、室内長に違いがありますが、これを基に比較すると、室内高は新型CX-5、室内長と室内幅はエクストレイルが広いという結果になりました。
ボディサイズとはやや異なる結果になりましたが、室内の高さに関しては新型CX-5の方が、圧迫感を感じない作りとなっているようです。
全体的な大きさを見ていくと、存在感があるのはエクストレイル、取り回しや操作性が高いのは新型CX-5と言えるのではないでしょうか。
【新型CX-5】vs【エクストレイル】乗り心地がいいのはどっち?
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最後に乗り心地について、ご紹介します。
新型CX-5の乗り心地は?
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新型CX-5の内装は高級セダンのように質感が高いことで知られています。
パーツひとつひとつの手触りが気持ちよく、細かなデザインにもこだわりが感じられます。
グレードによっては本革素材も用意されているシートは、絶妙な柔らかさで、ドライバーも同乗者も快適にロングドライブを楽しめる座り心地となっています。
SUVといえば、アウトドアやレジャーを目的に購入される側面もあります。
しかし、新型CX-5のこの質感はいい意味でSUV車らしくありません。
全体的に高級感を感じることができる内装は、ドライバーだけではなく同乗者の満足度も高いことでしょう。
そしてCX-5の内装は、収納力も優れていることもポイントです。
各座席でそれぞれの用途に適した便利な収納が、ちょうどいいサイズとポジションで設置しているのです。
荷室もしっかりと広さが確保されているので、SUVに求められる収納力も新型CX-5は抜群です。
エクストレイルの乗り心地は?
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エクストレイルの特徴は万能性にあります。
SUV車としての機能を前面に出しながらも、万人に愛されるクルマ作りをコンセプトにしているのが特徴です。
エクストレイルは良くも悪くも全てが程よいクルマだと言われています。
100点ではないけれど、どのユーザーも高い満足度を得られやすいと評判です。
そんなエクストレイルの内装を見ていくと、モデルチェンジを経て内装の装備がさらに充実した印象です。
シートこそ、SUV車特有の硬めな設計になっていますが、収納もしっかりありますので、快適性は高いでしょう。
座り心地はやや硬いですが、長距離ドライブでも問題ない乗り心地だといえます。
シートには防水機能も完備され、SUV車としての機能の高さも伺えます。
そしてエクストレイルは、シートアレンジのバリエーションが豊富なことでも知られています。
同乗者や荷物が多いシーンでは、シートアレンジ次第で快適性も変わってきます。
エクストレイルの多彩なシートアレンジは、大人数でのレジャーを楽しむことができそうです。
新型CX-5とエクストレイルを徹底比較 まとめ
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今回は、新型CX-5とエクストレイルについて徹底比較しました。
価格帯や燃費のコスパ、サイズ、そして乗り心地を見ていくと、同じSUV車でも違った特徴があることに気づきました。
全てを検証して見ると、新型CX-5は従来のSUVにない都会的な高級志向、エクストレイルはどのシーンでも活躍できる万能性が見受けられました。
クルマの好みは人それぞれです。
しかし、事前に複数のクルマを比較検証していくことで、今まで気づかなかった自分の好みにも気づくことができます。
クルマの魅力を体感するためには、ディーラーで試乗をしてみることをオススメします。