2018年10月11日、マツダは新型CX-5のマイナーチェンジを発表しました。
そこで今回は新型CX-5のマイナーチェンジの内容についてご紹介したいと思います。
CX-5マイナーチェンジで何が変わったの?
引用:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/
マツダは2017年2月2日に新型CX-5のフルモデルチェンジを行い、翌年の2018年3月8日にはマイナーチェンジを行っています。
それから約7ヶ月後に再びマイナーチェンジを発表したわけですが、今回のマイナーチェンジで何が変わったのでしょうか?
新型パワートレイン「2.5Lターボ」を追加
引用:http://www.mazda.com/ja/innovation/technology/skyactiv/skyactiv-g/
今回のマイナーチェンジで新型CX-5に新型パワートレインが追加されました。
新型パワートレインは2.5Lターボの「SKYACTIV-G 2.5T」です。
新型CX-5のこれまでのラインナップは、
- 2.0LのNAガソリンエンジン
- 2.5LのNAガソリンエンジン
- 2.2Lのディーゼルエンジンターボ
この3種類でしたが、ここに2.5Lのターボエンジンが追加になりパワートレインは全4種類ということになります。
2.5Lターボエンジンは海外で発売しているCX-9に搭載されています。
日本導入ではレギュラーガソリン仕様になっている、お財布に優しい設計です。
【SKYACTIV-G 2.5Tのスペック】
エンジン種類 | 直噴ターボエンジン |
排気量 | 2.5L |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 169[230]/4,250 |
最大トルク(N-m[kgf・m]/rpm) | 420[42.8]/2,000 |
トランスミッション | AT |
駆動方式 | FF/4WD |
使用燃料 | レギュラーガソリン |
2.5Lターボエンジンが搭載されるグレードはプロアクティブとLPackageのみとなります。
各種税金が上乗せになることに注意してください。
そのため価格のメリットは殆どないと言っていいでしょう。
2018年の時点でCX-5に搭載されているNAエンジンの2.5Lガソリンエンジンの最高出力は190PS・最大トルクは252Nmですが、SKYACTIV-G 2.5Tはそれを上回っています。
引用:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/grade/?link_id=sbnv#cx-5
またターボエンジンだとハイオク指定の燃料になる事が多いですが、新型CX-5に搭載されるターボエンジンはレギュラー指定な点も見逃せません。
燃費も気になるところですが、2.2Lディーゼルエンジンのほうが燃費性能は上です。
しかも軽油で済むわけですからかなりお財布に優しいとくれば、ディーゼルエンジンが大嫌いという方でない限り、2.5Lターボエンジンを選ぶ理由はないかもしれませんね。
逆にディーゼルエンジンが嫌いな方には支持されるでしょう
上位グレードにシートベンチレーションの追加
引用:http://www.mazda.co.jp/cars/atenza/feature/interior/interior2/
新型CX-5にもシートベンチレーションが追加されます。
これまでマツダでシートベンチレーションを搭載していたのはビッグマイナーチェンジしたアテンザのみでした。
シートベンチレーションは、ジョイントシートの間の熱を吸出し、夏場の暑い時期でも快適な運転環境を提供してくれます。
ルームミラーのフレームレス化
気づきにくい変更点ですが、マイナーチェンジによって新型CX-5のルームミラーはフレームレスとなります。
高級車で採用されることが多くなったルームミラーのフレームレス化。
スタイリッシュな見た目へと変わり、インテリアがグッとおしゃれになります。
TFT液晶メーターの追加
新型アテンザに導入されている三眼メータの中央部分がTFT液晶メーターに。
新型CX-5もマイナーチェンジで導入されるようです。
中央の画面にはクルーズコントロールなどの情報表示をし見栄えも良くなります。
歩行者検知機能(夜間対応)の追加
引用:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/feature/safety/
最近の車には導入されることが多くなってきている歩行者検知機能。
新型CX-5では夜間でも対応する機能が追加されるようです。
意外と知られていないようですが、マツダの先進安全装備は性能が高いです。
マツダのプロモーションの仕方に問題があるのかもしれませんが、中々認知されていないのが残念ですね。
G-ベクタリングコントロールが進化
引用:http://www.mazda.co.jp/beadriver/dynamics/skyactiv/skyactivvd/
こちらもややわかりにくい進化ですが、もともとのCX-5にも搭載されているG-ベクタリングコントロールの性能がマイナーチェンジで進化しています。
運転に合わせて適切なトルク配分を行ってくれるものですが、進化したG-ベクタリングコントロールは、高速域や緊急時のブレーキ制御を最適化し、安心できる乗り心地をドライバーンに提供します。
このG-ベクタリングコントロールはCX-5で初めて採用された技術で、今後は他の車種にも採用される可能性が高いです。
2.2ディーゼルモデルにMT使用車を追加
マイナーチェンジした新型CX-5では、クリーンディーゼルエンジン搭載の「SKYACTIV-D 2.2」に6速MTモデルを追加しています。
同一クラス内では唯一の設定となり、意のままに車を操作できる愉しさをSUVでも体感することができるようになります。
CX-5クラスではパドルシフトを搭載しているものはありましたが、MT設定の車種はありませんでした。
待ち望んたユーザーも多いのではないでしょうか。
特別仕様車「エクスクルーシブモデル」を追加
引用:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/special-vehicles/exclusive-mode/?link_id=sbnv
マイナーチェンジと同時に特別仕様車のエクスクルーシブモデルが追加となります。
新たに追加されるターボモデルとXD LPackageをベースに最上級グレードとなる特別仕様車です。
エクスクルーシブモデルの特別装備は次のとおりです。
- 専用ナッパレザーシート・ディープレッド
- 本杢インパネデコレーションパネル
- Boseサウンドシステム
- 自動防眩ルームミラー
- 本革巻ステアリングホイール
- TFTカラー7インチマルチスピードメーター
- 本杢ドアトリムデコレーションパネル
- LEDマップランプ
- LED間接照明
- LEDルームランプ/ラゲッジルームランプ
- 運転席&助手席シートベンチレーション
- グローブボックス内照明
- CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー
- 225/55R19タイヤ&高輝度ダーク塗装19インチアルミホイール
- 内装にサテンクロームメッキ
従来のCX-5では360°ビューモニターはオプション設定でしたが、エクスクルーシブモデルでは標準装備となります。
かなりオトクな特別仕様車と言えそうです。
新型CX-5マイナーチェンジ後の発売日と価格
マイナーチェンジで気になるのが発売日と価格です。
新型CX-5の発売日は11月22日となりますが、すでにディーラーで予約受付を開始しています。
マイナーチェンジ後の新型CX-5の価格をグレードごとに下記の表にまとめました。
グレード | 価格 |
20S | FF:2,570,400円 |
20S PROACTIVE | FF:2,802,600円 |
25S | 4WD:2,797,200円 |
25S PROACTIVE | 4WD:3,029,400円 |
25S L Package | FF:3,018,600円 4WD:3,245,400円 |
25T L Package【新設定】 | FF:3,326,400円 4WD:3,553,200円 |
25T Exclusive Mode【新設定】 | FF:3,650,400円 4WD:3,877,200円 |
XD | FF:2,883,600円 4WD:3,110,400円 |
XD PROACTIVE | FF:3,115,800円 4WD:3,342,600円 |
XD L Package | FF:3,331,800円 4WD:3,558,600円 |
XD Exclusive Mode【特別仕様車】 | FF:3,655,800円 4WD:3,882,600円 |